酸化銅リチウム電池とは?原理と特徴について解説。

「酸化銅リチウム電池」とは、負極にリチウム(Li)、正極に酸化銅(CuO)を使用した一次電池です。酸化銀電池と同じく1.55Vであり、時計、補聴器、カメラなど酸化銀電池で使用できる用途全般で使用されます。

 

10円玉は95%が銅ですが、使っていると徐々に茶色くなってきて、酸化銅に変わっていきます。

 

10円玉にレモン汁をかけると還元されてピカピカになるやつですね。

 

本稿では、

「酸化銅リチウム電池とはどんな電池?」

「酸化銅リチウム電池の用途や反応について教えて」

という疑問にお答え致します。

 

 

酸化銅リチウム電池の概要

 

「酸化銅リチウム電池」とは、負極にリチウム(Li)、正極に酸化銅(CuO)を使用した一次電池です。

 

以下、酸化銅リチウム電池の特徴をまとめた表になります。

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用途

 

酸化銅リチウム電池の用途は、 時計、補聴器、カメラなど酸化銀電池で使用できる用途全般です。

 

酸化銀電池と同じく1.55Vであり、時計、補聴器、カメラなど酸化銀電池で使用できる用途全般で使用されます。 

 

かつては、パナソニックから販売されていましたが、現在は生産停止になっています。

 

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歴史

 

酸化銅リチウム電池の歴史は、調査しましたが詳しいことは記載がありませんでした。かつて、パナソニックから販売されていましたが、現在は生産停止になっています。1996年頃にパナソニック社の特許が出願されていました。

 

構成

 

酸化銅リチウム電池の構成は以下のとおりです。

 

  • 正極 酸化銅(CuO)
  • 負極 リチウム(Li)
  • 電解液 プロピレンカーボネート、ジメトキシエタン
  • セパレーター

 

銅の主な用途は、電線 (60 %)、屋根ふき材および配管 (20 %)、産業機械 (15 %)です。

 

反応

 

酸化銅リチウム電池の反応は以下のとおりです。

 

  • 負極 リチウムがリチウムイオンとなり電子を放出します。
  • 正極 酸化銅がリチウムイオンと電子を受け取り、銅イオンと酸化リチウムを生成します。

 

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起電力

 

酸化銅リチウム電池の公称電圧は1.55Vです。酸化銀電池と同じです。理論起電力はリチウムが約-3Vで、酸化銅が約0.5Vなので、3.5V程度はでると推測されます。

 

酸化銀電池やアルカリ乾電池と互換性があります。

 

特徴

 

酸化銅リチウム電池の特徴は以下のとおりです。 

 

メリット

  • 容量は酸化銀電池と同等
  • 保存特性が酸化銀電池より上

 

デメリット

  • リチウムが高い
  • リチウムが危険
  • 低温特性が悪い

 

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